銀行で働くのはなかなか大変(サービス残業編)
私は8年ほど名古屋の信用金庫に勤めていました。
仕事は主に、お客さんのところへ訪問してお金を預けてもらったり、借りてもらったり、保険などの金融商品を営業する仕事です。
会社の社長さんに会って融資交渉をし、いろいろな話をさせてもらうことは楽しかったし、とてもいい経験になりました。
ですが、銀行で働くことはとってもつらい!
何がつらいって、サービス残業が多い!
実際に経験したこと、元同僚から聞いた話などもとにを書いていきたいと思います(ここではあえてわかりやすく、「銀行」と書かせていただきます)。
銀行あるある
過酷なノルマ
一人ではとても達成できないようなノルマが課されます(私の信用金庫は多少ゆるかったですが)。
達成できなければ上司からの激しいツメが待っています。
事務作業が多い
書類上の事務作業がとても多いです。
個人的には、半分以上はいらないものだと思います。
それを処理する時間も膨大になります。
飲み会が多い
私は徹底的に断っていましたが、飲み会はすごく多いです。
配属先の支店にもよりますが、多いと週2~3回あるところも・・・。
会議が多い
ノルマ達成のための会議がとても多いです。
具体的な戦術・戦略の話はなく、「とにかくやれ」と詰められました。
サービス残業が多い
私が転職した一番の理由がこれです。
月40~60時間ほど残業して、実際に手当てがつくのは2~3時間分ぐらいでした。
自分にとってサービス残業は本当に耐えられませんでした。
特にサービス残業はつらいよ
さっさと仕事を終わらせて早く帰りたい派なのですが、みんなが終わるまで待たなければいけませんでした。
新人の時、
「自分の仕事が終わっても帰ってはだめだ。足並みをそろえることを覚えろ。」
と言われたのを今でも覚えています。
その時は自分の仕事が終わり、先輩の仕事も新人が手伝える範囲で手伝い、文句をいわれないように気を付けたつもりです。
もうやることないから帰ろっと!と思った矢先に言われた言葉です。
イラっとしましたが心折れることなく、私は資格の勉強をしようと思いました(銀行員は「銀行業務検定」という資格を取らなければなりません)。
勉強していればさすがに怒られないだろうとはりきって勉強をしていたら、
他の上司に「勉強しとらんと仕事せんかい!」と怒られました。
わしゃどうすればいいんじゃい!(心の中で)
自分の仕事も終わり、先輩を手伝おうとしても「今日はもうないよ」と言われる。
勉強はしてはいけない。
ボーっとしてても怒られる。
(注:すでに終業時間はとっくに過ぎています。)
でも帰ってはダメよ。
(注:残業代はつきません。)
わしゃどうすればいいんじゃい!(2回目)
当時すごくイライラしたのと同時に、ショックだったのを覚えています。
退職までの約8年間で、「空気を読まずにさっさと帰る」という特技を修得しました(笑)。
精神衛生上、サービス残業は本当によくないです。
改善に向けて自分なりに努力しましたが、組織には勝てませんでした(笑)。
まとめ
当時生意気だった自分は、上司にいろんなことで説教されましたが、今思えば、自分のことを思って説教してくれたんだなあと本当に感謝しています。
本気で叱っていただいたおかげで、少しは大人になることができました。
ですが、「サービス残業に対する意識の低さ」についての説教はどうしても納得いきませんでした!(笑)
残業している人が評価され、早く仕事を終わらせた人が評価されないのはどう考えても間違っていると思います。
サービス残業が一日でも早くこの世からなくすために、何かできることはないかと思う今日この頃です。