開業資金はどう借りる?融資の受け方について
開業するためには、必ず開業資金が必要になります。
最初から自己資金がたくさんあればいいですが、借入して資金調達する場合もあるでしょう。
私も独立した際には融資を受ける予定です。
代表的な方法や特徴を、私の経験を踏まえてお話しします。
目次
日本政策金融公庫
借りやすい
保証協会の審査に比べ、審査が下りやすい印象があります。
信用金庫時代、保証協会の審査が下りなかった方が、日本政策金融公庫ではOKだったということはよくありました。
当時、懇意にしている担当者がいたので、こっそりがんばっていてくれたのかもれませんが。。。
一概には言えませんが、審査基準は支店・担当者によって異なるところもあると思います。
あまり金額が多いと難しいですが、だいたい1,000万円以内の借入であれば比較的審査が下りやすい印象です。
担保・保証人が不要。保証料も不要
保証協会は原則保証人が必要ですが、日本政策金融公庫は無担保・無保証人で借入できます。
少し金利は高くなりますが(最高で2.9%)、万が一会社がつぶれても責任をとらなくてもよいということになります。
最初から会社をつぶすつもりで借入する人はいないと思いますが、独立してチャレンジしてみたい!という方には安心材料になると思います。
また、保証料が不要であることも魅力です。
愛知県信用保証協会
日本政策金融公庫よりも安い制度がある
私の住んでいる愛知県では、「創業等支援資金」という制度があります。
運転資金の借入の場合、
- 金利が0.5%~1.0%
- 保証料が0.4%または0.79%
という、かなり条件の良い制度です。
個人的には一番おすすめの借入方法です。
審査の時間が比較的長い
金融機関と保証協会でそれぞれ審査があるため、どうしても時間がかかってしまいます。
私が前職場の同僚に仕事を依頼する場合、「できるだけ早めにお願いね」と口利きしても、約1か月はかかっていました(日本政策金融公庫は約2~3週間)。
早急に資金が必要な方にはあまりおすすめできないかもしれません。
審査については、日本政策金融公庫と同じく担当者次第だと思います。
普通の制度融資に比べて、開業資金融資は審査が緩い傾向がありますので、事業計画書をしっかり書いておくことが重要です。
まとめ
どっちが良いとか明確な基準はありませんが、最初は日本政策金融公庫で借りて、また必要になったら保証協会を使うというのが王道です。
ちなみに私が借入をする際は、元同僚にお願いするつもりですので、保証協会を利用するつもりです(ノルマ達成に協力するためでもあります)。
銀行に行くのってなんとなく緊張しますよね(笑)
自分も8年勤めてたのにいまだに独特の雰囲気に慣れません。
これから開業する方のために、この記事が少しでも役に立てばうれしいです!